くらべる
いまのやり方と、
ならべてみる。
お客様とのやり取りを、手作業・表計算・ばらばらのツールで回すときと、つなぎ帳を使うときをくらべました。よいところだけでなく、手間のかかるところや、向かない場合も書いています。
- 手作業
- 表計算
- ばらばらのツール
- つなぎ帳
-
くらべ方 1
名前ではなく、
やり方でくらべる。特定の会社や製品とは、くらべません。よくある 3 つのやり方と、つなぎ帳をならべます。
-
くらべ方 2
数字の約束は、
しません。「何倍速い」「何時間減る」とは書きません。かかる手間は、会社ごとの使い方で変わるからです。
-
くらべ方 3
手間のかかる所も、
書きます。つなぐ設定・別にかかる料金・向かない場合も、同じページに書いています。
4 つのやり方
どのやり方にも、
よいところと手間がある。
LINE公式アカウントで受けたお客様とのやり取りを、どこに・どう残すか。よくある 3 つのやり方と、つなぎ帳を切り替えて見られます。
見て、返して、
あとで写す。
LINE公式アカウントの画面でトークを見て返し、大事なことは、あとから CRM やメモに人が書き写すやり方です。
よいところ
新しい道具が要らず、今日から始められます。問い合わせが少なければ、決めごとだけで回せます。
手間のかかるところ
書き写す手間と、写しもれが出ます。だれが返したか・どこまで進んだかは、決めごとと記録しだいです。
- サンプルの問い合わせ。明日に発送と回答あとで書き写す
- (まだ書いていない)先週の見積もりの件
一覧のファイルで、
まとめて持つ。
お客様の名前・最後の連絡・担当・メモを、表計算のファイルで管理するやり方です。
よいところ
手持ちのソフトで始められます。列を足すのも、並べ替えるのも自由です。
手間のかかるところ
一覧は、入力した分だけ新しくなります。送り先を選ぶときは、一覧から選び直します。ファイルの写しが、いくつもできることもあります。
| 名前 | 最後の連絡 | 担当 | メモ |
|---|---|---|---|
| 佐々木 美穂 | 10/19 | 田中 | サンプル希望 |
| 中村 健 | 10/16 | 田中 | 見積もり中 |
| 小林 彩 | — | — | (まだ書いていない) |
| 高橋 誠 | 10/12 | ? | 展示会の名刺 |
入力した人の分だけ、新しくなります。
道具はあるけれど、
つながっていない。
配信のツールと CRM を、つながずに別々に使うやり方です。
よいところ
それぞれの道具の得意なことを、そのまま使えます。
手間のかかるところ
同じお客様の記録が、道具ごとに分かれます。CRM のリストで送るときは、書き出して取り込み直します。道具の数だけ、設定と覚えることがあります。
秋の新色のご案内
- 名前
- 佐々木 美穂
- 担当
- 田中
- LINE のやり取り
- —
受けたところから、
そのまま残る。
LINE公式アカウントと HubSpot の間に、つなぎ帳を入れるやり方です。受けたトークもできごとも、HubSpot のコンタクトに残ります。
よいところ
書き写さなくても、会話とできごとが CRM に残ります。HubSpot のリストで送り先を選べ、友だち追加のあとはワークフローで動かせます。
手間のかかるところ
はじめに、LINE のチャネルと HubSpot のキーをつなぐ設定が要ります。LINE公式アカウントと AI の料金は、つなぎ帳とは別です。使える HubSpot の機能は、HubSpot の契約によります。
- 担当
- 田中
- 公式LINE 友だち
- 友だち
- 公式LINE 未返信
- いいえ
- LINE タグ
- サンプル希望
- メッセージを受け取り、田中が返信10 月 19 日 10:45
- QR コード「展示会 10 月」から友だち追加10 月 12 日 14:03
画面はイメージです。名前・数字はすべて架空のものです。
くらべる表
受けてから残すまで、
ならべて見る。
受ける・届ける・自動にする・残す・安全・始める手間と費用の 6 つに分けて、やり方ごとにまとめました。せまい画面では、表を横に動かせます。
| くらべること | 手作業記録は人が書き写す | 表計算一覧のファイルで管理 | ばらばらのツール配信と CRM を別々に | つなぎ帳LINE と HubSpot をつなぐ |
|---|---|---|---|---|
| 受ける | ||||
| だれが返したか | 決めごとしだい | 書いた分だけ | ツールの中だけ | トークごとに残る担当・対応の状態・社内メモ |
| まだ返していないトーク | 人が見て確かめる | 書いた分だけ | ツールしだい | 絞り込みで分かる一覧の数と札で |
| 担当を決める | 決めごとしだい | 一覧に書く | ツールしだい | HubSpot の担当者から担当が決まっていないトークを自動で |
| 届ける | ||||
| CRM のリストで送る | むずかしい | 手で選び直す | 書き出しと取り込み | そのまま選べるHubSpot のリスト。15 分ごとに読み直す |
| 送った結果を数える | 使う画面しだい | 書き写して集計 | ツールごとに見る | 開いた・クリックまで人ごとの数える URL と計測コード |
| 自動にする | ||||
| 友だち追加のあとのフォロー | LINE の機能であいさつメッセージ・ステップ配信 | LINE の機能で一覧は手で直す | ツールしだい | ワークフローで質問の答え・タグ・HubSpot の値で分けられる |
| CRM の変化で LINE を送る | 人が気づいて送る | 人が気づいて送る | つなぐ作りしだい | HubSpot のワークフローからHubSpot のワークフローは HubSpot の契約によります |
| 残す | ||||
| 会話を CRM に残す | 人が写す | 人が写す | ツールごとに分かれる | 自動で同期HubSpot をつないだとき |
| 質問の答えを CRM に残す | 人が写す | 人が写す | 書き出しと取り込み | タグとプロパティにワークフローの質問から |
| どこから友だちになったか | LINE の集計で数を見る | 書いた分だけ | ツールしだい | 人ごとに記録QR コード・サイトのボタンごと。HubSpot にも |
| 数字をまとめて見る | 画面ごとに見る | 自分で集計 | ツールごとに見る | ダッシュボードつなぎ帳 クラウドでは Basic のプランから |
| 安全 | ||||
| 人ごとにできることを決める | 使う画面しだい | ファイルの共有しだい | ツールごとに設定 | 機能ごとに 5 段階閲覧・編集・送信・有効化・返信 |
| だれが何をしたかの記録 | 決めごとしだい | ファイルの履歴しだい | ツールごとに分かれる | 監査ログを 1 年CSV で取り出せる |
| 記録の置き場所 | 書く人・書く場所しだい | ファイルの置き場所しだい | ツールごとに分かれる | つなぎ帳と HubSpot につなぎ帳 セルフホスト版は自社の PC に。クラウドは会社ごとに分けて保存 |
| 始める手間と費用 | ||||
| 始めるまでの手間 | 少ない | 少ない | ツールごとに要る | つなぐ設定が要るLINE のチャネル・Webhook・HubSpot のキー |
| 覚えること | 少ない | 少ない | ツールの数だけ | 新しい画面に慣れる練習モードとチュートリアルで |
| 道具の費用 | 新しい道具は要らない | 手持ちのソフトで | ツールごとに | 無料のプランから有料のプランの値段は準備中。AI を使うときは、Anthropic への料金が別に |
| LINE公式アカウントの料金 | どのやり方でも同じです。LINEヤフー株式会社とのご契約によります(月 0 円のプランから)。 | |||
| HubSpot の料金 | HubSpot を使うなら、どのやり方でも HubSpot とのご契約です。つなぎ帳の機能のうち、HubSpot の側の機能を使うものは、HubSpot の契約によります。 | |||
できる 条件や手間がある 人がする・むずかしい
ほかのやり方の列は、特定の会社・製品のことではなく、よくある使い方を思い浮かべた目安です。お使いの道具や決めごとによって変わります。つなぎ帳の列は、いまの版のものです。クラウドでは、プランによって使える機能と数が変わります(プランをくらべる)。
使い方の例(架空)
同じ問い合わせを、
2 つのやり方で。
美容室に商品を届ける会社に、お客様から「サンプルは、いつ届きますか?」と LINE で届いたときの流れです。
手作業なら
- LINE公式アカウントの画面で問い合わせに気づき、だれが返すかを決める
- 返したあと、やり取りを CRM に書き写す
- サンプルの申し込みを、一覧のファイルに書き足す
- 翌日の新色の案内は、送り先を一覧から選び直して送る
- 「サンプルを申し込む」が押されたかは、画面を見て確かめ、担当に伝える
つなぎ帳なら
- 届いたメッセージは受信箱に。担当は、HubSpot のコンタクトの担当者から決まる
- 返したやり取りは、HubSpot のコンタクトに自動で残る
- 申し込みは、ワークフローがタグとプロパティに残す
- 翌日の案内は、セグメントと HubSpot のリストで送り先を選び、予約して送る
- ボタンが押されたら、ワークフローが担当者に HubSpot のタスクを作る
返信を書く・送るかを決める・ワークフローを作って有効にする・はじめにつなぐ設定をする。AI の下書きを使うときも、送るのは人です。
使い方の例(架空)
展示会からの 1 か月で、
くらべる。
展示会のブースで友だちが増えたあとの 1 か月を、手作業とつなぎ帳で追います。かかる手間は、会社や使い方によって変わります。
- 当日
-
翌日
お礼と資料
来てくれた人に、お礼を送る
手作業なら、一人ずつ送るか、LINE のステップ配信で決まった文を送ります。
つなぎ帳なら、QR コードで絞ったワークフローが、翌日にお礼と資料を送ります。名前や HubSpot の値も差し込めます。
きっかけ友だち追加QR コード「展示会 10 月」から待つ1 日メッセージを送るお礼と資料のご案内 -
3 日後
関心を聞く
気になる商品を、質問で聞く
手作業なら、返事を読んで、一覧や CRM に書き写します。
つなぎ帳なら、ボタンで答えてもらい、答えをタグと HubSpot のプロパティにそのまま残します。
質問「気になる商品は?」の答え
答えカラー剤タグカラー剤に関心HubSpot関心のある商品: カラー剤 -
14 日後
案内を送る
関心のある人にだけ、案内する
手作業なら、一覧から送り先を選び直します。
つなぎ帳なら、タグ・セグメント・HubSpot のリストで送り先を選び、自分にテスト送信してから予約します。
送り先と日時
カラー剤に関心HubSpot: 展示会 10 月テスト送信ずみ送る予定の人数64 人 -
翌月
ふり返る
何が効いたかを見る
手作業なら、数を集めて、表にまとめます。
つなぎ帳なら、QR コード・配信ごとの数を、ダッシュボードとレポートで見ます(クラウドでは Basic のプランから)。
QR コードごとの友だち追加(30 日)
向いている会社・向かない会社
合うかどうかを、
先に確かめる。
つなぎ帳がよく合う会社と、ほかのやり方のほうが合うかもしれない会社を、正直に並べました。
向いている会社
- 何人かで、問い合わせを受けている
担当と対応の状態、社内メモで分け合いたい。 - HubSpot をすでに使っている
LINE のやり取りとできごとも、コンタクトに残したい。 - 友だち追加のあとを、自動にしたい
あいさつ・質問・数日後の案内を、ワークフローで動かしたい。 - 何が効いたかを、数えたい
QR コード・配信・ボタンごとに、クリックと申し込みまで追いたい。 - 公式アカウントが、いくつもある
店舗・ブランド・部署ごとのアカウントを、ひとつの画面で回したい。 - ほかのシステムとも、つなぎたい
API と MCP で、社内のシステムや AI アプリから動かしたい(クラウドでは Pro のプラン)。
向かないかもしれない会社
- 問い合わせが少なく、ひとりで足りている
つなぐ設定の手間のほうが、大きく感じるかもしれません。 - Messaging API を使えない・使いたくない
つなぎ帳は、LINE公式アカウントの Messaging API でつなぎます。 - いまの配信ツールのリッチメニューを、そのまま使い続けたい
同じ公式アカウントで一緒に使うときは、リッチメニューはどちらか一方で管理します。 - 配信の計画から送信まで、AI だけで進めたい
配信の予約・送信とワークフローの有効化には、いつも人の承認が要ります。 - セルフホスト版で、動かし続ける PC を用意できない
その場合は、PC の要らないクラウドを選べます。 - 有料のプランの値段を見てから決めたい
有料のプランの値段は、いま準備中です。決まりしだいお知らせします。
手間と費用
手間のかかる所も、
先に書きます。
つなぎ帳を使うときに、はじめに要ること・別にかかる料金・気をつけることです。
-
はじめに
つなぐ設定が、
最初に要ります。LINE公式アカウントで Messaging API を使う設定にし、チャネルの情報をつなぎ帳に入れます。HubSpot を使うなら、HubSpot のキーも作ります。
導入の流れを見るLINE のチャネルチャネル ID・チャネルシークレット必ずWebhookLINE からの通知をつなぎ帳に必ずHubSpot のキーサービスキー使うときHubSpot のアプリカード・ワークフローのアクション使うとき -
料金
料金は、
契約ごとに別々。つなぎ帳のプランとは別に、LINE公式アカウントの料金がかかります。AI と HubSpot は、使うときにそれぞれのご契約です。
つなぎ帳無料のプランからLINE公式アカウントLINEヤフーAIAnthropicHubSpotHubSpot の契約 -
HubSpot
使える機能は、
契約しだい。HubSpot の案内では、ワークフローには Professional か Enterprise の契約が要ります。入れる前に、お使いの契約でお確かめください。
契約による違い -
セルフホスト版
PC と公開の URL が
要ります。動かし続ける PC と、LINE からの通知を受ける公開の URL が要ります。続けて使うなら、Cloudflare のアカウントとドメインも。
セルフホスト版とクラウドをくらべる -
無料のプラン
数に、
上限があります。LINE公式アカウント 1 個・メンバー 2 人・友だち 1,000 人・利用中のワークフロー 5 個まで(上限は変わることがあります)。
プランをくらべる -
一緒に使うとき
中継の間は、
つなぎ帳が通り道。ほかの配信ツールと同じ公式アカウントで使うときは、つなぎ帳が LINE からの通知を受けて中継します。つなぎ帳が止まっている間は、いまのツールにも届きません(LINE の「Webhook の再送」をオンにしておくと、LINE が送り直します)。
-
いま準備中のこと
値段と配布は、
これから。有料のプランの値段と申し込み、セルフホスト版の配布は準備中です。クラウドは、招待コードでの先行の受け付け中です。
料金とプラン
いまのやり方から移るとき
いまの道具を、
すぐに捨てなくていい。
一覧のファイル・ほかの配信ツール・HubSpot。いま使っているものから、つなぎ帳へ移る道筋です。
-
表計算の一覧から、取り込む
CSV・TSV・JSON・Excel のファイルや URL から、友だちのフィールド・姓名・メール・電話・タグに書き込めます。元を選ぶ → 列の対応づけ → 変わるところを確かめる → 取り込む、の順です。
LINE User ID・メール・電話・照合に使うフィールドで、いまの友だちに当てて書きます。新しい友だちは作らず、2 人以上に当たる値は飛ばします(クラウドでは Basic のプランから)。
-
いまの友だちを、読み込む
認証済み・プレミアムの LINE公式アカウントなら、いまの友だちの一覧を、つなぎ帳に読み込めます。
そのあと、表計算の一覧を取り込めば、名前やランクなどの値もそろいます。
-
ほかの配信ツールと、一緒に使う
乗り換えなくても、同じ LINE公式アカウントで併用できます。LINE の Webhook の URL は 1 つのチャネルに 1 つだけなので、つなぎ帳が通知を受けて、同じ中身・同じ署名のまま、いまのツールにも中継します。
切り替えは、Webhook の向き先をつなぎ帳に変えるだけ。戻すときは、控えた前の URL に戻せます。
-
HubSpot は、サービスキーでつなぐ
HubSpot の「サービスキー」を作って、つなぎ帳に貼ります。すでにある非公開アプリ(レガシー)のトークンも使えますが、HubSpot の案内では、2026 年 10 月 26 日から新しくは作れません。
ほかのツールが、コンタクトに LINE のユーザー ID を書いていれば、そのプロパティから同じコンタクトを見つけられます(プロパティの名前は設定で決めます)。
出典: LINE Developers「LINE公式アカウントで複数のツールからMessaging APIを利用する際に確認したいこと」(2026 年 7 月 23 日)・HubSpot 開発者向けの変更履歴(英語・2026 年 8 月 27 日)(どちらも 2026 年 10 月 18 日に確かめました)
「ほかのやり方」は、どの製品のことですか?
特定の会社・製品のことではありません。手作業・表計算・ばらばらのツールという、よくあるやり方を思い浮かべた目安です。お使いの道具や決めごとによって、できることは変わります。
つなぎ帳にすると、どれくらい手間が減りますか?
数字ではお約束していません。問い合わせの数・メンバーの数・使う機能によって変わるためです。まず無料のプランや練習モードで、自社の流れに合うかをお確かめください(導入の流れ)。
いまの配信ツールから、乗り換えないといけませんか?
いいえ。同じ LINE公式アカウントで併用できます。つなぎ帳が LINE からの通知(Webhook)を受けて、同じ中身をいまのツールにも中継します。リッチメニューは、どちらか一方で管理してください(一緒に使うとき)。
表計算の一覧は、そのまま使えますか?
CSV・Excel などのファイルを取り込んで、友だちのフィールド・タグなどに書けます。照合(LINE User ID・メール・電話など)で、いまの友だちに当てて書き、新しい友だちは作りません。クラウドでは Basic のプランから使えます(友だちと顧客データ)。
HubSpot を使っていなくても、意味はありますか?
あります。友だちのデータ・タグ・セグメントは、つなぎ帳が自分で持ちます。チャット・配信・ワークフロー・分析は、HubSpot が無くても使えます。あとから HubSpot をつなぐこともできます。
全部で、どんな費用がかかりますか?
つなぎ帳のプラン(クラウドは無料のプランから。有料のプランの値段は準備中。セルフホスト版は無料の予定)に加えて、LINE公式アカウントの料金(LINEヤフー株式会社とのご契約)がかかります。AI を使うときは Anthropic への料金、HubSpot を使うときは HubSpot の料金が、それぞれ別にかかります(料金の決まり)。
セルフホスト版とクラウドは、どうくらべればよいですか?
動かす場所・データの置き場所・用意するもの・料金がちがいます。セルフホスト版とクラウドをくらべるにまとめています。