活用ガイド · はじめる
友だち 0 人からの、
はじめの 30 日。
LINE公式アカウントを任されたけれど、何から始めればよいか分からない。そんなときのために、準備・あいさつ・メニュー・最初の配信・ふり返りを、30 日の順番に並べました。週ごとのやることの表と、つなぎ帳で開く画面も書いています。
この記事の要点
- 友だちを呼ぶ前に、受け皿(あいさつ・メニュー・返す人)を先に作る
- 最初の配信は、全員ではなく届けたい人に。必ずテスト送信してから
- 30 日目に数字を見て、次の 30 日の決めごとを書き直す
- 読む時間 約 14 分
- はじめて任された方に
- 2026 年 10 月 19 日に確かめた情報
030 日の全体
先に受け皿、
あとで呼び込み。
30 日を 4 つの週と、最後の 2 日に分けます。いちばん大事なのは、やる順番です。
LINE公式アカウントは、友だちが増えてから整えようとすると、手が回らなくなりがちです。友だちになってくれた人が最初に目にするのは、あいさつのメッセージと、トークの下のリッチメニューです。そこが空のままだと、何のためのアカウントなのかが伝わりません。
そこで、はじめの 2 週間は受け皿を作ることに使い、友だちを本格的に呼ぶのは 3 週目からにします。配信は、友だちが増えて、届けたい中身がそろってからで間に合います。最後の 2 日で数字を見て、次の 30 日のやり方を決め直します。
- 準備(1〜7 日)
- あいさつとメニュー(8〜14 日)
- 呼び込みと最初の配信(15〜21 日)
- 数字を見て直す(22〜28 日)
- ふり返り(29〜30 日)
- 1チャネルをつなぐ
- 2役目を決める
- 3メンバーを招待
- 4練習モード
- 5決めごとを書く
- 6LINE の設定を見直す
- 7週のまとめ
- 8あいさつ
- 9質問とタグ
- 10リッチメニュー
- 11QR コード
- 12時間外の返事
- 13自分で試す
- 14週のまとめ
- 15店頭に置く
- 16サイトに置く
- 17いまのお客様へ
- 18送り先を作る
- 19テスト送信
- 20最初の配信
- 21返事を受ける
- 22数字を見る
- 23入口をくらべる
- 24タップを見る
- 25メニューを直す
- 262 回目の準備
- 272 回目の配信
- 28週のまとめ
- 29ふり返り
- 30次の 30 日
日にちは並べ方の一つの例です。お店や会社の都合で、前後してかまいません。太い枠は目印の日です。
11〜7 日目 · 準備
つなぐ。決める。
練習する。
最初の週は、まだお客様に何も送りません。道具をつないで、だれが何をするかを決めます。
公式アカウントを、つなぎ帳につなぐ
LINE公式アカウントで Messaging API を使う設定にすると、チャネル ID とチャネルシークレットができます。これをつなぎ帳の「設定 → 公式LINE」に入れ、LINE からの知らせ(Webhook)の向き先をつなぎ帳にします。くわしい手順は、導入の流れの手順 3・4 にあります。
このとき、LINE Official Account Manager の「あいさつメッセージ」と「応答メッセージ」も見直します。LINE Developers は、Messaging API で初めてボットを作るときは、この 2 つをオフにしておくことを勧めています(チャネルを作ったときはオンになっています)。つなぎ帳からあいさつを送るなら、LINE の側はオフにして、どちらか一方にします。
3 つの役目と、ふだんの役目を決める
導入には、つなぎ帳の管理者・LINE公式アカウントの管理者・HubSpot の管理者(使うときだけ)の 3 つの役目があります。1 人で兼ねてもかまいません。あわせて、ふだんの運用の役目も決めておきます。
- 返す人: 届いたメッセージを受け持つ人。担当が決まっていないトークを、だれが取るか。
- 作る人と、送る人: 配信の文を作る人と、送る(予約する)人を分けると、送る前にもう 1 人の目が入ります。つなぎ帳では「編集」と「送信」の権限を分けられます。
- 迷ったときに聞く人: 値引き・景品・効果の言い方など、送ってよいか迷ったときに、だれに聞くか。
練習モードで、1 回送ってみる
つなぎ帳の練習モードには、見本のお客様と見本の公式アカウントが入っています。チュートリアルに沿って操作すると、送る・公開するまで進めても、本物のお客様には届きません。基礎「一斉配信を作り、自分にテスト送信してから予約する」から始めると、配信の流れがひととおり分かります。
このアカウントの決めごとを、1 枚に書く
最後に、このアカウントで「だれに・何を・どんなときに」届けるかを、1 枚の紙に書きます。回数や時間は、あとで自分の数字を見て決めるので、ここでは決めすぎません。書き方の例(架空)です。
- だれに: 来店したことのあるお客様と、来店を考えている方
- 何を: 予約の空き・新しいメニュー・休みの知らせ
- 送らないもの: 関係のない人への値引きの案内
- 返事: 営業時間の中に返す。時間の外は、翌営業日に返すと自動で伝える
28〜14 日目 · あいさつとメニュー
最初のひとことと、
いつもの入口。
友だちになった人が最初に見るものを作ります。あいさつ・メニュー・QR コード・時間外の返事の 4 つです。
あいさつは、ワークフローのひな形から
ワークフローのひな形「友だち追加のあいさつ」を選ぶと、あいさつを送り、興味のあることを質問で聞く流れが、線でつながった状態で開きます。きっかけから 1 分以内の最初の返事は、LINE の応答メッセージで送るので、通数に入りません。
質問の答えは、タグに残せます。あとで配信の送り先を分けるときに使うので、選択肢は「あとで何を届けたいか」から逆に決めます。
メニューは、お客様が自分で開きたいもの
リッチメニューは、トークの下にいつも出る入口です。予約・問い合わせ・クーポン・よくある質問など、お客様が自分で開きたいものを置きます。リンクのボタンは「タップを数える」にしておくと、どのボタンが押されたかが分かります。くわしくはあいさつとリッチメニューの作り方にまとめました。
QR コードは、置く場所ごとに 1 つ
店頭・レジ横・チラシ・名刺・Web サイトなど、置く場所ごとに QR コードを分けて作ると、どこから友だちになったかを数えられます。つなぎ帳の QR コードは数の上限がなく、中身を直しても短い URL は変わらないので、先に印刷しても大丈夫です。
営業時間の外の返事
ひな形「営業時間外の返事」を使うと、夜と週末に届いたメッセージに、翌営業日に返すことを伝えられます。返事の時間を先に伝えておくと、待っている間の不安を減らせます。
2 週目の終わりに、自分で確かめる
自分の LINE で公式アカウントを友だち追加して、お客様と同じように見てみます。
- あいさつが 1 回だけ届くか(2 回届くなら、LINE の側のあいさつがオンのまま)
- 名前の差し込みが自然か(名前が分からない人には「お客様」と出るように)
- 質問のボタンを押すと、タグが付くか
- メニューのボタンが、思った所に行くか
- 営業時間の外に送ると、時間外の返事が届くか
画面はイメージです。名前などはすべて架空のものです。
つなぎ帳でのやり方
- 「自動化 → ワークフローを作る」で、ひな形「友だち追加のあいさつ」を選ぶ
- あいさつの文を直し、質問の答えの保存先をタグにする名前は {{display_name or 'お客様'}} のように書くと、分からない人には「お客様」と出ます
- 「保存」してから「有効にする」。何に反応して何が起きるかを確かめて有効にする
- 「リッチメニュー」でメニューを作り、「集客」で置く場所ごとの QR コードを作る
315〜21 日目 · 呼び込みと最初の配信
呼び込んで、
最初の 1 通を。
受け皿ができたら、友だちを呼び込みます。最初の配信は、届けたい人にだけ、確かめてから送ります。
まずは、いまのお客様から
友だちになってくれやすいのは、すでにお店や会社を知っているお客様です。会計や受付のときに QR コードを見せて、「予約の変更や質問が、LINE でできます」のように、友だちになると何が便利かを一言で伝えます。特典を付けるときは景品の決まりがあるので、先に友だちを増やす「特典を付けるとき」を読んでください。
最初の配信は、全員にしない
最初の配信は、何のアカウントかを知ってもらう機会です。友だち全員に同じ案内を送るより、質問の答えのタグなどで、関心がありそうな人に絞ります。
友だちが少ないうちは、LINE の属性(年齢・性別など)では絞れないことがあります。LINEヤフーのマニュアルでは、属性で絞り込むには、ターゲットリーチ(届けられる友だち)が 100 人以上要るとされています。つなぎ帳のセグメントで送る配信は 1 人ずつ送る形なので、人数が少なくても送れます。
送る前に、テスト送信
配信を作る画面の最後で、登録したテスト送信先(5 人まで)に送り、自分のスマホで見え方を確かめます。テスト送信は結果の数字には入りませんが、LINE の側では送ったメッセージとして数えられます。予約した配信は、送る前ならやめられます。
送れるメッセージの数(通数)は、送った回数 × 送った人数で数えます。1 回に吹き出しを 3 つ送っても、1 人に送れば 1 通です。くわしくは通数と料金の考え方で。
この動画でしていること(約 29 秒・音はありません)
- 配信の一覧で「配信を作る」を押す
- 送り先に「セグメント」を選び、「関東の美容室」と HubSpot のリスト「新色に関心」に印を付ける(送る人数がすぐ出る)
- 配信の名前と文を入れる(右にスマホでの見え方が出る)
- 「日時を決める(予約)」で「明日 9:00」を選び、まとめを確かめて予約する
つなぎ帳でのやり方
- 「友だち → セグメント」で送り先を作る条件を組み立てると、その場で人数が出ます
- 「配信 → 配信を作る」で、だれに・何を・いつ・確かめる の 4 段で作る
- 「確かめる」でテスト送信をして、見え方と名前の差し込みを確かめてから予約する
422〜30 日目 · 数字を見て、ふり返る
数字を見て、
次の 30 日を決める。
最初の配信の結果と、友だちの増え方を見ます。数はまだ小さいので、1 つの数で決めず、続けて見るための土台を作ります。
見る数字は 4 つ
- どこから友だちになったか: QR コードごとの読み取りと、友だちになった人。
- 配信がどうだったか: 届いた・開いた(推定)・クリック・返信。
- ブロックが増えなかったか: 配信を受け取ってから 24 時間のうちにブロックした人の数(レポートの「配信起因ブロック数」)。
- メニューのどこが押されたか: ボタンごとのタップ。
つなぎ帳 クラウドでは、ダッシュボードとレポートは Basic のプランから使えます。無料のプランでも、配信の結果・リッチメニューのタップ・QR コードの読み取りは、それぞれの画面で見られます。見方は数字の見方でくわしく説明しています。
29〜30 日目: 決めごとを書き直す
最後の 2 日で、1 週目に書いた決めごとを見直します。
- 友だちが増えた入口と、増えなかった入口。置き方や、添える一言を変えるか
- 配信の中身・曜日・時刻。次の 30 日で 1 つだけ変えて、くらべること(送る回数と時間の決め方)
- あいさつとメニュー。押されないボタンを入れかえるか
- 返事の回し方。まだ返していないトークが残らなかったか
表週ごとのやること
週ごとの、
やることの表。
終わったら、右の「終わったら」の状態になっているかを確かめて、次の週に進みます。
| 週 | やること | つなぎ帳の画面 | 終わったら |
|---|---|---|---|
| 1 週目(1〜7 日) | チャネルをつなぐ・役目と権限を決める・練習モード・決めごとを 1 枚に | 設定 → 公式LINE・設定 → メンバー・チュートリアル | Webhook のテストが届き、メンバーがログインできる |
| 2 週目(8〜14 日) | あいさつと質問・リッチメニュー・QR コード・時間外の返事 | 自動化・リッチメニュー・集客 | 自分の LINE で友だち追加すると、あいさつとメニューが 1 回ずつ出る |
| 3 週目(15〜21 日) | QR コードを置く・サイトの友だち追加ボタン・最初の配信(テスト送信してから) | 集客・友だち(セグメント)・配信 | 配信の結果に「届いた」の数が出る |
| 4 週目(22〜28 日) | 数字を見る・メニューを直す・2 回目の配信 | 分析・リッチメニュー・配信 | どの入口とボタンが動いたかが分かる |
| 29〜30 日 | ふり返り・次の 30 日の決めごと | 分析(レポート) | 決めごとの紙が新しくなっている |
30 日目のチェック
押すと印が付きます。印は、このページを開いている間だけで、どこにも保存しません。
!ありがちなつまずき
はじめの月に、
よくあること。
あいさつが 2 回届く
LINE の側のあいさつメッセージと、つなぎ帳のワークフローの両方がオンになっている。
こうするどちらか一方に。つなぎ帳から送るなら、LINE の側はオフに。
呼んだのに、メニューが空
QR コードを先に置いてしまい、友だちになった人が何もできない。
こうする2 週目までに、あいさつとメニューを作ってから呼ぶ。
最初の配信を全員に
関係のない人にも届き、ブロックのもとになる。
こうする質問の答えのタグなどで絞る。全員に送るのは、全員に関係のある知らせだけ。
テスト送信をせずに予約
名前の差し込みが「--」のまま、写真が切れて見える、などに気づけない。
こうする確かめるの画面で、自分のスマホにテスト送信してから予約。
返す人が決まっていない
だれかが返すだろうと思って、トークが残る。
こうする担当の決め方を先に決め、「まだ返していない」を毎日見る。
1 回の数字で決める
最初は数が少なく、たまたまの差が大きく見える。
こうする何回分かを並べて見る。変えるのは 1 回に 1 つだけ。
出典
この記事の出典
- LINE Developers「ボットを作成する」Messaging API で初めてボットを作るときは、あいさつメッセージと応答メッセージをオフにしておくことを勧めている。チャネルを作ったときはオン。
- LINEヤフー for Business「メッセージ配信を作成する」マニュアル属性で絞り込むには、ターゲットリーチが 100 人以上必要。1 回の配信の吹き出しは 3 つまで(LINE Official Account Manager)。
- LINE Developers「How message counts are calculated in the Messaging API」(英語・2026 年 5 月 28 日)通数は、リクエストの数 × 宛先の人数で数える。吹き出しの数は関係しない。
- LINEヤフー for Business「料金プラン」LINE公式アカウントの料金と、無料で送れるメッセージの数。
2026 年 10 月 19 日に確かめました。つなぎ帳の機能と数は、いまの版のものです。画面はイメージで、名前などはすべて架空のものです。